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バンクーバーでの小さな発見をときどきご紹介します


by ammolitering5
こんにちは。このサイトは容量が一杯になってしまったので、続きはこちらでご覧ください。This blog site reached its full capacity. To view the new blog site, please click here. Thanks!
# by ammolitering5 | 2013-06-30 12:45

若者のワークショップ

よく晴れた土曜日の今日、私ははるばる市役所に出かけました。日本と違って戸籍制度がないので、カナダではあんまり市民が市役所に行く用事がありません。美奈子ちゃんは駐車違反の罰金を払いに行ったことがあるそうですが、私は用事があって市役所に行ったことはこれまで一度もありません。今日行ったのだって、用事というより野次馬となって、若者対象の都市計画ワークショップにこっそりと紛れ込んだのでした。いくら図々しい私でも「若者向け」と大々的に宣伝してあるイベントに「それじゃあ私も」と公明正大に参加する度胸はありません。表面的には全く同じに見えても、気の持ちようが違うのです。
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階段を上ると市民の血税で美しく整えた庭があります。
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一角には市民菜園もあります。
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植えるところは一つずつ木の板で囲ってあります。高くなっているのは車椅子でも畑仕事ができるように工夫されているものです。
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おや、日本庭園もありますね。
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日本とカナダの国交80年を記念して作られたそうです。ふーむ、、、ということは、その前は何もなかったのかな。
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威風堂々たる市役所の前には、、、
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知らないおじさんの銅像があります。
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ジョージ・バンクーバー船長だそうです。どれどれ、その昔、イギリスの王様の命令でこの辺を探検して、地理など詳しく調べて功績がある人だそうです。なるほど、それでここはバンクーバーというのね、と、今ごろになって知ったのでした。実はずっと前に一度ここに来たときにもこのおじさんを見た気もするのですが、すっかり忘れていたのです。ということは、、、世の中にはバンクーバーさんという苗字の人だっているはずです。いつかお会いすることがあったら面白いな、と思います。
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ちょっとやる気のない旗がはためいていますね。BC州の旗とバンクーバーの旗だと思います。このサイトは容量が一杯になってしまったので、この続きは新しいサイトになります。
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# by ammolitering5 | 2013-06-30 10:21

楽しい誕生日

今日はあるお洒落なブティックに行きました。マイ・シスターズ・クローゼットというお店です。ここは実はぜんぜんそう見えないけど古着屋さんなのですが、「私の姉妹の洋服ダンス」という名前がついてるのには理由があります。
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古着屋さんは大抵どこも収益を何らかのチャリティーに寄付するという形式になっていて、このお店はいろんな暴力の被害に遭った女性を支えるために活動しています。これは店内にあったポスター。「同意はありますか?」と書いてあります。デートをして女性を泥酔させて襲うという事件が後を断たないのだそうです。
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「同意はありますか?」とプリントした下着も売っています。酔いつぶれた女性の衣服を剥がしたときにこれを見て正気に戻ってもらおう、という主旨だそうです。人間は理性で行動をコントロールしないなら単なる大きな動物です。男は女を力で襲い、女は女で挑発していると思われても仕方の無い格好をしたりします。夏など女性の私でも目のやり場に困ることが度々なのです。それに、被害に遭うのは男性もいるし、子供やその他の弱者が襲われる場合も多々あります。なんだか滅茶苦茶な世の中だなと思いますが、それぞれに自衛をしながら次の世代への教育を頑張るしかないのでしょう。ただ、子供はお手本を見て学ぶ生き物なので、大人が実際に大急ぎで襟を正さないなら口で幾ら言っても明るい未来は望めない気もしますが。。。

ああ、それともう一つ、同意を表すこの単語を私は実は知りませんでした。移民の多い国ですし、他にも知らない人はたくさんいると思います。もっと誰でも分かりやすい言葉を使ったほうが効果的なんじゃないかな、と思った次第でした。
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それから若い女性4名でレバノン料理を食べに行きました。内訳は気の若い女性が3名、ほんとに若い女性1名です。今日はゆかさんのお誕生日なのです。とても@#&才とは思えないお肌の張りが美しいゆかさんは、カナダでは30代で通用します。お誕生日おめでとうございます。
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「ご馳走」という名前の特別料理を奮発しました。いろんなベジタリアン料理がたくさん出てくるのです。これはハマス(ひよこ豆のペースト)、タブラー(パセリあるいはペトルーシカちゃんのサラダ)、ナスビのペースト、キャベツのお漬物です。とってもフレンドリーなメキシコ人の若者がウェイターをやってましたが、料理をしているのはちゃんとレバノンの人で、おばあさんから教わったレシピで作っているそうです。
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すごいですねえ、こんなにたくさん出てきました。揚げたカリフラワーにレモン汁をかけたもの、レンティル豆の煮物(辛いです)、ファラフェル(豆のコロッケのようなの)、ナスビとお米の煮たの、サラダ、フェタ(ヤギのミルクのチーズ)、オリーブ、そして再びキャベツの漬物です。どれもこれもすごくおいしいのです。ベジタリアン料理がこんなに幅広い形で出てくるのは嬉しいです。私は特にカリフラワーが好きで、一人で全部食べたいくらいでした。
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ソースも豊富についてきます。パンもピタという薄っぺらいのがたくさん出てきました。
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こんなに小さなオリーブがありました。オリーブは梅干に通じるものがあります。
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フレッシュジュースもいろいろあります、ということでしたが、本日できますのはニンジンとオレンジとライムのみ。というわけで、キャロットジュースを頼みました。甘くて粉っぽくておいしいです。なんで粉っぽいと感じるのか分かりませんが、どことなくそんな気がするのです。もちろん、生のニンジンを搾っただけで作ってあります。今日の健康はこれでOK、という気がします。
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デザートはこちら、なんだかすごく甘い塊です。2口くらいで挫折しました。レバノン料理でずっと生きていける、と思うほどおいしかったのですが、デザートは和菓子かフレンチが恋しいです。
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レバノンなのにトルココーヒーを頼みました。レバノンコーヒーというのはなかったのです。これはバラの香りの水とカルダモンが入っていて、既に砂糖も入っています。粉のように細かく挽いたコーヒー豆で作ってあって、底に泥のようなのが溜まります。
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ままごとみたいなエスプレッソカップでほんの少し味わいました。これはやっぱり水タバコでもふかしながらベリーダンスをするお姉さんを見て、のんびり半日くらい飲んでるのが似合うな、と思います。本来、女性が飲むものではないのでしょう。
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水はキュウリ入りのが置いてありました。さわやかでおいしいです。レバノンって、「えーと、ひょろっとした杉がたくさん生えてて、多分イスラエルのご近所だと思うけど」という程度にしか認識していなかったのですが、地図で見たら確かにイスラエルの北の隣人でした。杉のほうは、生えてることは生えてるけどあんまりひょろっとはしてなくて、むしろ幅広で頑丈な感じです。レバノン・ピザがやたらとおいしいことは知ってましたが、今後は「レバノンはベジタリアン天国」という認識も加えねばなりません。シリアのお隣でもあって物騒ですが、戦火が及ばないといいな、と思います。
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せっかく近くに来たことですし、ゆかさんとこのネズミセットにもご挨拶をしていきましょう。チャッキー君、ダン君、ネイト君、3匹揃って通称「男組」です。パンダみたいなのがネイト君、色の薄いのがチャッキー君、、、
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そしてネズミ色なのがダン君です。いわゆるドブネズミ系の彼らですが、清潔な邸宅でネズミ可愛がりされて育っているので、むしろ彼らにばい菌をつけないようにこちらが手を洗ってから触ったほうがいいと思うほどです。
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私の膝にも乗ってきてくれました。尻尾がいかにもネズミです。これが駄目だという人もいることと思いますが、私はネズミと共に暮らしたいです。しかしちょっと状況的に無理なので、ハムスターを貰ってこようかなあ、どうしようかなあ、と考えています。ハムスターというのは飼っても全然慣れなくて、あんまり面白くないペットではありますけれど。
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ゆかさん、ネズミまみれです。
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「手に余る」というのはこういう状態を指すのでしょうか。ゆかさん、お陰さまで(私のじゃないけど)楽しい誕生日でした。またお会いしましょうね。
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そうそう、こちらは男組ファンのHちゃんが作ったチョコレートのネズミです。すご~い!ほんとにネズミっぽいです。Hちゃんは男組へのファンレターもときどき届くようで、きれいにディスプレイしてありました。
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# by ammolitering5 | 2013-06-29 12:18

豆のスープ

今日は海辺のお洒落なレストランでデートをしました。
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白いお豆のスープを頼んだら、ガーリックブレッドがついてきました。どちらもとてもおいしいです。スープはあっさりしていますが、ショウガが入ってるし、レモンの皮とミントも入っていて、とても香り高いです。ロシア人オーナーのお店なので、ロシア風なのでしょうか。これはいい、毎日でも食べたい、と思いました。
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デートのお相手はスタンレー・キングさん。この前完成させた翻訳の著者で、90歳近いとは思えない素敵なおじいさまです。原稿を進呈しましたら、心から嬉しそうにしてくださいました。キングさんご夫妻はもともとお茶屋さんで私のお客様でいらっしゃいました。単なる店員さんの私を親身に可愛がって何度もおうちや別荘に招いてくださり、アート活動も支えてくださいました。キングさんが建築家・教育家として情熱を注いだ著作を翻訳できる機会が得られたことは、得がたい幸運だったなと思います。
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さーて、次はちょっと漫画の勉強をしましょう。近所に日本語の古本を売っているお店があるので、たまに覗いてみるのです。私はあまり深刻なドラマの漫画などは苦手で、ハイスクール奇面組のシリーズも持ってます。。。
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# by ammolitering5 | 2013-06-28 08:16

行政の声と住民の声

この前、「狭い道反対!」という看板が出てた話をしましたが、それはバンクーバー市内のある地区全体の開発計画の一部です。町のあちこちにこうして住民の声を聞くための案内が出ています。
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中国人の住民も多いので、中国語のポスターもあります。
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ちょっと覗いてみましょう。説明会ではなく市民の意見を聞くためのオープンハウスだ、と書いてあります。しかし入り口近くには「開発反対!」の看板がたくさんありました。
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スムーズな話し合いのためのご注意、というポスターがありました。討論の場ではありません、相手を言い負かそうとしてはいけません、当局の人が質問に答えるときにはちゃんと邪魔せずに聞いてください、冷静に発言し、他の人の意見も冷静に聞いてください、暴力的になってはいけません!というような内容です。会場にはざっと200人ほどがいておとなしく自分の意見を紙に書いていましたが、万が一に備えて警備員さんたちも目を光らせていました。
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このイベントは去年の春に始まった開発計画の中でこの段階にあたります、という説明がありました。市としては、ちゃんと住民の意見を聞いてやってるようです。
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「これまでのイベントで集めた市民の声をこんなふうにまとめてみました。これでいいですか?」と、割と低姿勢なのです。
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図面を見ると、計画の概要は既にできあがっているようです。
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こういうパネルが30枚くらい、大きな部屋の壁沿いにずらりと並んでいます。
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住民がこれにコメントを貼り付けていきますが。。。
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「反対!反対!!絶対反対!!!」ということであるようです。
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ご意見箱も用意してありますが、感情的な全否定の意見が溢れるほど集まりそうな気配です。入り口のところでチラシをくれたおばあさんは、「市がこんな計画を押し付けてきたのよ。私の暮らしにも、あなたの暮らしにも影響するから、よーく読んで必ず意見を述べてちょうだい。手遅れにならないうちに」と、闘志もあらわに話してくれました。「ちゃんと住民の意見を聞いてこうしたんです」という市の主張と全面的に食い違いますが、事実はどうなのでしょう。

問題の一つは、開発計画など出てきたときに、最初は全然関心を持たない人が多いということです。ワークショップを開こうとしてもなかなか人が集まらないのです。一部の熱心な人たちが住民会などをやって、市としてはそういう人たちと話し合うしかないわけですが、話し合いの内容を告知してもやっぱり読まない人が多かったり、カナダの場合は読めない人も多かったりします。そして計画ができあがってくると、「知らなかったぞ!反対!!横暴だ!!!」とこぶしを振り上げる人が出てきます。難しいものだな、と思います。
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フルーツティーを買いました。ルースリーフのお茶など買ったのは何年ぶりだろう、という感じです。日本でもフルーツやベリー類だけで作ったフルーツティーは手に入るでしょうか。あれば、おいしく淹れるコツはゆっくりと時間をかけて出すことです。2~3分と言わず、10分くらいは置いたほうがいいです。そうしないと味が十分に出ないし、それにフルーツティーはあまり熱々でないほうがおいしいのです。お好みですが、しっかりと濃い目に淹れて強めに甘みをつけるとフルーツらしさが引き立ちます。個人的には、フルーツティーはあまりがぶがぶと飲むようなお茶ではないと思うからです。極端に言えば、お茶のエスプレッソのような気持ちで楽しむといいと思います。甘みは砂糖よりも蜂蜜のほうが合う場合が多いようです。蜂蜜も種類によっていろいろですが、フルーツティーに合わせるならあまり癖のないものがいいと思います。ブルーベリー(またはサスカチューンベリー)の入ったフルーツティーにはメープルシロップがよく合います。
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古本屋さんでフランス語の本を買いました。「夢日記」という本、、、だと思うのです。私はフランス語は全然分かりません。ではなんで買ったのかというと、分厚いこの本は中身はほとんど全部ただのノートだからです。最初のほうに(たぶん)夢に関することが何ページか書いてあるだけです。これがたったの50セントだったので、明日からさっそく夢日記用のノートとして活用するつもりです。夢を(覚えているときは)毎日書いていると、そのときの出来事との関わりがあるのがよく分かります。そういえば、寝る前に音読をすると明晰夢を見る、ということを聞きかじったのでやってみたら、夢の中で夢だと気づく明晰夢にはなりませんでしたが、むやみやたらとリアルな夢をたくさん見ました。

寝る前とは限りませんが、私はときどき音読をします。読むのは英語が多く、ほとんどはインド哲学の本です。日本語の音読は苦手なのですが、言葉の感覚を鈍らせないためにときどきしたほうがいいなと思っています。
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# by ammolitering5 | 2013-06-27 11:47