バンクーバーでの小さな発見をときどきご紹介します


by ammolitering5

コー・デザイン・ワークショップ

今日ここに行ったのは、スタンレー・キングさんのワークショップを見学するためでした。画家の奥様とご一緒にときどきお茶に呼んでくださるイギリス人の建築家で、市民の声を取り入れた都市計画をすることで有名な方です。彼のワークショップはコー・デザイン、すなわち「一緒にデザインする」と名付けられており、その名の通り、人々のアイディアを幅広く聞き、デザインに反映させることを目的としています。
I went downtown to attend the workshop led by Stanley King. He is well known for incorporating citizen's voice for his development plans. His workshop is called Co-design, reflecting his philosophy.
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道路にいくつかのテントが張られていました。
Several tents were set up on the street.
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看板には「皆さんの声を聞かせてください」と書いてあります。今回のワークショップは市が公共交通機関を発達させることを目的として開いたもので、この手法では定評のあるキングさんを招いて行われました。
This workshop was held in cooperation with the City of Vancouver, in order to develop more sustainable public transportation.
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これは市が用意したポスター。「第一に、どうしたら歩行者が安全で快適に歩ける街になりますか?次に、老若男女、どんな心身的な条件の人でも楽しく安全に自転車に乗れるようにするにはどうしたらいいですか?どうしたら公共交通機関が効率的で充実したものになりますか?持続可能な交通手段が整った街にするにはどうしたらいいですか?皆さんの声を聞かせてください」と書いてあります。あとのほうになると、結構たくさんコメントが集まっていました。
A poster by the city. There were quite a bit of comments at the end.
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こちらはキングさんの会社「コー・デザイン」のポスター。「地域、協力、共同」がキーワードです。
A poster by Co-design.
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ワークショップの理念はこちら、「自分の言ったことを見れば、自分の考えていることが分かる」。もう一つの文はどうも訳しにくいのですが、「絵を通して皆で意思の疎通をして、共同して行ったということがものすごく大切なのです」というふうなことが書いてあります。
Another poster by Co-Design.
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こちらはダウンタウンの中心地にある半地下の広場、ロブソン広場の解説です。
This poster explains the change at Robson Square.
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かつてはこんなだったのが。。。
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こんなふうなワークショップで市民の声を集めた結果、、、
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こうなった、というものです。現在でもこの場所は何かというと集会の場所になっているし、近隣のオフィスビルで働く人たちの憩いの場にもなっています。
This is a nice area to relax for the people who work or shop in busy downtown. I used to work very close to this square, so it was my lunch break hideaway.
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ここはかつては市街地の真ん中にある巨大な駐車場だったのです。キングさんが率いるワークショップのチームが人々の声を聞き、希望する特色などを集めました。そして、デザイン画をデザイナーに送りました。思いっきりはしょってますけど、つまりその結果がロブソン広場だというわけです。なお、キングさんのワークショップの様子はカナダ映画庁作成の「Chairs for Lovers」という短い映画にまとめられています。
Stanley's workshop and his method can be studied in a short film called 'Chairs for Lovers'.
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その他の写真資料も展示されていました。
Other photos and materials.
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コー・デザインのポスターには弦の図が描かれていますが、これは1日の経過を表したものです。朝から晩まで、どこで何をして、何を感じているでしょうか。暮らしを振り返って、あるいは想像して心静かに思い起こすことは、とても大事なことだと思います。向かって左側の人は、たまたま通りがかったホームレスのおじさんです。少し麻薬が入っているのか、変な姿勢でじーっとポスターを見て、置いてあったマジックを手にしたまま長いこと考え込んでいる様子でした。それから係りの人となにやら熱心に語り合っていらっしゃいました。
Co-Design poster has a line that depicts the change in the time of a day. What do we do, where, with whom, and what do we feel? I think that it is a precious experience to reflect upon the details of our daily lives. The man on the left appeared to be a homeless person, with a bit of drug influence. He was staring at the chart for a long time in a strange posture, with a magic marker in his hand. Then he was eagerly having conversation with a staff. It is important that his voice was heard, too.
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別の通行人が書き込んでいるところ。
Someone else writing on the chart.
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by ammolitering5 | 2011-07-24 12:37