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バンクーバーでの小さな発見をときどきご紹介します


by ammolitering5
市民参加型都市計画の本の紹介です_b0200190_0303554.jpg

こちらのサイトから拝借した写真です。カナダ内陸部のカルガリーでは、今ものすごく大きな洪水が起きています。この前のサスカチュワンの洪水の比ではない洪水です。こっちの記事にはもっとたくさん写真があります。
カルガリーにはボウ川という川があって、街のすぐ横を流れています。川沿いのハイリバー地区には私のお友達の建築家スタンレー・キングさんが関わって作られた遊歩道があります。市民のための緑豊かなレクレーション施設もあります。これもやっぱりキングさんの指揮で市民の声を広く取り入れて作られたものなのです。私はたまたま80年代当時の熱心な住民会議の様子など調べていたので、ああ、あれがこうなってしまったか、と思いながら見ています。はかないものだなと思います。現地ではカルガリー史上初の非常事態宣言が出されています。まだ雨は続きそうなので、当分復旧の見込みはありません。水が引いても公園地域の復旧は後回しになるだろうし、臨時の瓦礫置き場になるかもしれないな、と思っています。

そのカルガリーのケースも掲載した本を昨日とうとう翻訳し終わりました。こちらです。これから建築家の方に見てもらって手直しをしていただく予定ですが、とりあえず私が今できる分は済んだのでほっとしています。いや~、怠けていたので時間ばかりかかってしまいました。例によってブログ形式なので本の最後から並んでますが、興味のある方はぜひともご覧ください。市民参加型都市計画のための具体的な方法を詳しく紹介した本です。

著者のスタンレー・キングさんは現在(たしか)86歳。とても引退した人とは思えぬ多忙なお年寄りです。もしこの本の内容に興味のあるような方をご存知でしたら、ぜひこの都市計画ブログを紹介してください。カナダその他の英語圏では非常に高い評価を得ている技法なので、日本でも様々に適用・応用できるのではないかと思います。キングさんは日本文化に強い興味を持っていてとても高く評価しているので、技法が日本で広く知られるようになればきっととても喜んでくださると思います。よろしくお願いします。感想も寄せていただければキングさんにお伝えします。
# by ammolitering5 | 2013-06-23 00:52

豆が煮えました

私の炊飯器は良く言えばシンプル、悪く言えば安物なので、加熱と保温しかできません。おかゆ機能とかタイマーとか、虚飾や装飾はすべて削り落とした潔い炊飯器なのです。そのため、普通にご飯を炊く以上のことをするならこちらが譲歩と工夫をしなければなりません。豆を煮ると吹きこぼれて、そこらじゅうが煮汁のはねたのでべたべたになるので、サラダの水切り用のボウルを被せました。下にはアルミのトレイを敷きました。煮ていると、恐ろしい勢いで煮汁がこぼれてきて、トレイがあってほんとに良かったと思いました。次はやっぱり流しに置いて使おうと思います。
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一晩水に漬けなくてもちゃんと柔らかく煮えました。見かけはこの際、割とどうでもよろしいのです。クリームと蜂蜜をかけて食べました。私はよく小豆をこうやって煮て、あればメープルシロップをかけて食べているのです。ところで、この豆はほんとに18種類もあるのだろうかと疑いの心が浮かんでしまったので材料のところを見てみたら、ほんとに18種類の豆の名前がリストアップしてありました。
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# by ammolitering5 | 2013-06-21 11:39

豆を煮てみる

昨日は一日忙しかったという事情がありました。何をしていて忙しかったかという事情は追究すると空しいので考えないことにして、そして今日は雨が降っていました。朝から用事で出かけて、買い物などしたら荷物が重くなってしまいました。だから仕方なくそのまま帰ってきました。そう、仕方がなかったのです。毎日ヨガに通おうと決めたときの精神は崇高でしたが、現実がそれに及びませんでした。まあ、そのうち再開しようと思います。

ところで今日は映画のエキストラの登録というのをしてきました。ちょっと何かして働かないとまずいぞ、という状況になったので、「私、美貌と才能を生かして女優になるわ!」と思ったのです。この前行ったスティーブストンではよく映画の撮影が行われていて、ゴジラの撮影も行われたそうです。逃げ惑う人々の役とか、「あれは何だ!?スーパーマンか、いや、ゴジラだ!」と叫ぶ人の横でゴジラを見る役など、私も上手にやれるかもしれません。スティーブストンのお土産屋さんのお姉さんに「暇ならやってみるといいわよ」とそそのかされ、その気になってしまったのです。さて、ぜひとも葉子さんに画面の隅っこのほうを通り過ぎてほしい、というお誘いが次から次へと入って来るでしょうか。期待して待とうと思います。

他にもアルバイトを探していて、こういうサイトを見つけました。在宅でできる仕事のサイトです。英語です。カナダに住んでる人でもできるので、興味があれば見てみるといいかもしれません。こっちは何だか妙なサイトですが、あれやこれやのスキルを売るサイトだそうです。翻訳のページを見てみました。暇な人はこのサイトを初めから眺めてみるのも面白いかもしれません。あなたのアイディアで漫画を描いてあげますよ、とか、歌を歌ってあげますよ、とか、いろんなことを考え付くものだと思います。

しかし、実際にはこういうインターネットのサイトで誰かと取引して仕事するのは何だか気乗りがしないものです。9月からは3ヶ月の翻訳集中コースを取ることにしました。曲がりながらも仕事で翻訳をしてるくせに相場も知らない、契約の仕方も何も知らない、という状況を何とかしなければならないからです。歌って踊れない女優として活躍しながら地味に翻訳の経験を積んでいこうと思います。

今日買ったのはこちら、18種類の豆が入った袋です。
豆を煮てみる_b0200190_72156.jpg



豆は一晩水に漬けるのが普通ですが、ポットに入れてお湯を注いでしばらく置くのもいいとどこかで聞きかじったのを思い出しました。しかしポットがないので、炊飯器に入れて保温することにしました。
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お湯を注いで1時間で結構膨れたような気がします。さて、これからどうしたらいいのでしょう。どれくらい待ってから煮たらいいのかな。実験料理ですが、うまくできたらお知らせしますね。
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# by ammolitering5 | 2013-06-21 07:19

聖子ちゃん

今日は一日中一歩も外に出ないで単純作業をしていたので、音楽を聴いていました。周りにちょっと騒音があるので、音楽で紛らしながら作業するのが最近の日常なのです。仕事の内容によっては言葉が分からないのがいい場合もあるので、最近よく聞いているのはプーチン大統領の就任式のときの報道です。一時間以上も単調なニュースや演説や儀式の音が続くので、何度でも聞けます。音楽ではなく物音という感じなので、話し声や物音などの騒音があるときにはこのほうがいいのです。他にもロシア語でできるだけ長くてつまらなそうな番組を聴いています。



でも、昨日と今日は聖子ちゃんの歌を聞いていました。できるだけ長い番組が私の好みなのです。一曲ごとに作業を中断して次のを探したりコマーシャルを消音したりしなくていいからです。



はるか大昔、蒲池法子ちゃんという隣町の子がアイドルとしてデビューすることになったとき、地元では結構騒いでいたようです。家にテレビがなく、学校でも皆と溶け込めなかった私は常に情報が大幅に遅れていて、彼女が松田聖子という名前でデビューすることになってどうの、ということも、全然違うルートから知りました。ある人が彼女のお母さんの古くからの友達で、聖子ちゃん(当時は法子ちゃんと言ってました)の犬を預かって飼うことになったので、そんなところから聞いたのです。聖子ちゃんの人気が高まるにつれて、庭先の洗濯物など盗まれるようになって、このままでは犬も危ない、という事情がありました。

この写真はその頃うちにあったものです。昨日偶然聖子ちゃんの歌を見つけて聞いているうちにいろいろ思い出して、インターネットで探してみたら全く同じものがありました。これこれ、間違いない、と思って懐かしかったです。私は聖子ちゃんに会ったことはないので、懐かしく思い出したのは写真をくれた人のことです。もう亡くなって久しく、後悔先に立たずという言葉を思います。

会ったこともないけど、聖子ちゃんは好きです。今はよく知りませんが、若い頃の彼女はほんとに可愛かったし、30曲も入ってる上の番組でもほとんどは耳にしたことのあるものでした。ちょっと俗世を離れたような暮らしをしていたとはいえ、ポップカルチャーはそれなりに当時の私にも染み込んでいたものだな、と思います。
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# by ammolitering5 | 2013-06-20 15:52

サウスランズ 3

自然溢れるサウスランズでは園芸が盛んです。ほとんど隣同士と言ってもいいほど近くに2軒の園芸店があり、両方に行ってみました。こちらはお友達のSさんが案内してくれた素敵なガーデンショップです。
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中にはやっぱり馬がいます。
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大きな鶏もいるし、、、
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足元を見るとパイナップルが生えています。これはパイナップル草というカモミールの親戚の草で、花を揉むとパイナップルの香りがします。ハーブティーを作ると、香りが良くて柔らかい甘みもあっておいしいです。ただ、きれいな場所にたくさん生えてるのを探すのが難しいです。
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ここには小さなカフェがあります。
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客席エリアはこちら。これはもう、どうあってもお茶をしていかねば、と思います。
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コーヒーとクッキーを買って席につくと、係の人がバラの花を持ってきてくれました。どうもありがとうございます。
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こんなところで飲むと、コーヒーも一際おいしく感じます。
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Sさんと一緒に「いいねえ、素敵ねえ」と言い合っていると、隣のテーブルに座っていた方たちが話しかけてくださいました。最初はイギリスからいらした方たち、それからアイスランドから移民した方です。のどかな田舎の小さなカフェには、隣り合わせた人に声を掛けたいような雰囲気が漂っているのでしょう。この犬はアイスランドの方が連れていたのですが、緑色です。なんでこの犬は緑色なのか、と聞いてみたら、馬糞の上を転げまわったから、ということだそうです。茶色になりそうなものですが、やはり新鮮な草を食べる今の季節は色素がそのまま出てくるのでしょうか。これを洗い落とすには紫色のシャンプーを使うのだ、ということでしたが、詳細は分かりません。馬糞対策専用シャンプーというのがあるのでしょうか。世界は広いものです。
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もうすぐガーデンツアーというイベントも開かれるそうです。方々の立派な庭を訪ねるのでしょうか。行ってみようかな。
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夏の間はポニー牧場で青空市場が開かれるそうです。都会の中の田舎で開かれる青空市場、どんなのでしょうね。
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水滴のような白い花。
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竹を伝って高々と育った野ばら。こんなに高いのは初めて見ました。
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この町にはイギリス系の人たちが多いのだそうです。なるほどそうだろうな、という感じがします。こちらのお宅には誇らしげにユニオンジャックがはためいていました。
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納屋でさえやたらと可愛くイギリス風です。
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こんなのもイギリス風なのかな。
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もう一つの園芸店は大きめで、温室も大きいです。なんとなくイギリス風の植物園に見えてしまうのは思い込みの所作でしょうか。
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色とりどりのバラも売っています。こういうのを見ると、広い庭が欲しいなあと思います。
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しかし、落ち着いて我が身を振り返ると、庭があっても決してこんなふうに綺麗に整えることはできないだろうな、と思いなおします。身の程を知って、園芸はよそ様の庭の雑草抜きのアルバイトくらいで満足しようと思います。
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お散歩の後はSさんが手料理でもてなしてくださいました。オクラも春菊も昆布巻きも玄米も、どれもとてもおいしかったです。私はこういう料理が一番好きです。
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午後からは雲が広がりましたが、お散歩の間はさわやかな青空でした。案内してくださったSさん、お陰さまでとても楽しい時間でした。素敵なところはまだまだあるとのことなので、また第2部、第3部を期待したいと思います。ありがとうございました。
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# by ammolitering5 | 2013-06-17 10:14